厚労省日報ダイジェスト8月31日(第468報)

岩手県の原乳は相変わらず、全検体の4割から微量の検出

続いています。野生鳥獣肉基準値超えまたは高い数値です。

宮城県沖では、これまでは限界値以下の不検出だったマダラ幼魚から

20Bq/kgの検出が報告されました。マダラの寿命は8年ほどだそうなので、

成魚にはやはり相当数の蓄積が予想されます。

 

基準値超過検体の項にある長野県の「ショウゲンジ」とは、山林で採取

されたキノコだそうです。前回、今回と不検出であったシカ肉は長野県

南部産ですが、このショウゲンジは軽井沢近くの御代田町のものです。

 

その他旬の食材では、福島県産の流通品モモ千葉県香取市産のクリから

それぞれ26Bq/kgが検出されています。

 

厚労省日報ダイジェスト8月31日(第468報)

 

基準値超過(5検体)
   No.96:岩手県産クマ肉(Cs:190Bq/kg)
   No.97:岩手県産シカ肉(Cs:390Bq/kg)
   No.108,109:宮城県産イワナ(Cs:150,410Bq/kg)
   No.347:長野県産ショウゲンジ(Cs:630Bq/kg)

 

岩手県・原乳12検体 うち5件 1.0~1.8Bq/kg

岩手県・海産物31検体 うち8件0.6~33Bq/kg

岩手県・牛肉44検体 いずれも限界値25Bq/kg以下

岩手県・豚肉4検体 いずれもGe11.9~14.8Bq/kg以下

岩手県・鳥獣肉5検体 うち2件基準値超(最大390Bq/kg) 11~92Bq/kg

宮城県・マダラ(幼魚) 20Bq/kg

宮城県・他天然海産物17検体 うち11件 0.55~38Bq/kg

宮城県・天然川魚5検体 うち2件基準値超(最大410Bq/kg)他すべて23~67Bq/kg

宮城県・原乳5検体 いずれもGe2.0~2.5Bq/kg以下

福島県郡山市・麺等小麦製品8検体 いずれもGe12~16Bq/kg以下

茨城県・玄米30検体 うち3検体 4.3~5.4Bq/kg

群馬県・ワカサギ3検体 うち1件8.6Bq/kg

埼玉県・ユズ2検体 4.5および8.4Bq/kg

埼玉県・CS原乳2検体 いずれもGe0.38および0.57Bq/kg以下

千葉県香取市・クリ 26Bq/kg

千葉県長柄町・クリ 2.8Bq/kg

千葉県・玄米41検体 いずれもGe6.6~9.8Bq/kg以下

千葉県・ウナギ 41Bq/kg

長野県御代田町・アカヤマドリ 56Bq/kg

福島県・流通品モモ 26Bq/kg

長野県・流通品米ミソ3検体 いずれもGe17~22Bq/kg以下

 

参照:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002iyif.html