厚労省日報ダイジェスト10月11日(第496報)

11日は、キノコの他に、野生鳥獣肉基準値超過が数件報告されました。

群馬県川場村からは、ジャガイモ3.2Bq/kg、クリ9.4Bq/kgの検出が報告されています。また、これまで検体が少なく、心配していた群馬県産コンニャク生芋は、8検体が検査され、ゲルマニウム測定にて3.6~5.3Bq/kg以下の不検出とのことです。

一方、九州の乾シイタケは、今回もやはり5Bq/kg程の検出が確認されました。乾燥状態のままでの測定とのことで、懸念地域産よりは格段に低い値ですが、使用するか否かの判断については悩むところです。

また、さいたま市の検査で、流通品茨城県産水菜から、2.9Bq/kgの検出が報告されています。

厚労省日報ダイジェスト10月11日(第496報)

 

 基準値超過(4検体)
    No.72宮城県産ツキノワグマ肉(Cs:200 Bq/kg)
    No.74宮城県産ニホンジカ肉(Cs:260 Bq/kg)
    No.137栃木県産オオイチョウタケ(Cs:160 Bq/kg)
    No.284千葉県産イノシシ肉(Cs:120 Bq/kg)

 

北海道・流通品スケトウダラ 1.6Bq/kg

岩手県・牛肉61検体 うち2件 12および15Bq/kg

岩手県・原木生シイタケ5検体 うち1件4.8Bq/kg 

他 限界値14および25Bq/kg以下

岩手県・野生きのこ類3検体 うち2件 4.9および18Bq/kg

宮城県・野生鳥獣肉3検体 うち2件基準値超(最大260Bq/kg)

他 61Bq/kg

山形県・リンゴ3検体 いずれもGe9.1~11Bq/kg以下

茨城県・海産物28検体 うち19件 2.1~20Bq/kg

茨城県霞ヶ浦・水産物4検体 すべて29~42Bq/kg

茨城県・原乳3検体 いずれもGe0.9~1.3Bq/kg以下

栃木県・露地原木マイタケ4検体 うち3件11~92Bq/kg

栃木県・菌床ナメコ 7.6Bq/kg

群馬県川場村・ジャガイモ 3.2Bq/kg

群馬県川場村・サツマイモ Ge3.3Bq/kg以下

群馬県・クリ4検体 うち3件 6.2~9.5Bq/kg

群馬県・コンニャク(生イモ)8検体 いずれもGe3.6~5.3Bq/kg

群馬県・牛肉116検体 いずれも限界値25Bq/kg以下

茨城県・ミズ菜 2.9Bq/kg

千葉県・野生イノシシ肉8検体 うち1件基準値超(120Bq/kg)

 他すべて9.4~27Bq/kg

千葉県・キンメダイ 1.8Bq/kg

神奈川県・スズキ(フッコ) 2.4Bq/kg

九州(産地)、福岡県(製造)・乾シイタケ 4.9Bq/kg

山梨県・玄米7検体 いずれもGe2.0~2.8Bq/kg以下

新潟県・流通品マイタケ3検体 すべて2~3Bq/kg

新潟県・流通品エノキダケ Ge1.0Bq/kg以下

 

参照: http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002lqin.html