厚労省日報ダイジェスト12月5日(第536報)

12月5日は、前日に続き栃木県野生鳥獣肉から基準値超過

相次いでいます。最大値はイノシシ1000Bq/kgです。シカからも

最大で340Bq/kgの報告がありました。地域の方は十分に注意して

ください。マダラは、宮城県最大99Bq/kgが検出されています。

徳島県が行った検査では、静岡県産のドライの状態の茶葉から

20Bq/kgの検出がありました。茶葉は今年春頃から、お湯を注いで

飲料状態(つまり水で薄めた状態)にしてからの検査が主流となって

いたので、こうして茶葉そのものの数値が出るのは珍しいことです。

茶葉はいつも決められた濃度で飲用される訳ではなく、抹茶として

用いたり、時には茶葉のまま天ぷらにする料理法もあるそうですので、

本来ならばこうして原材料の状態のままの数値で測定するのが好ま

しいと思います。

 

厚労省日報ダイジェスト12月5日(第536報)

 

 基準値超過(7件)
  No. 67, 68, 69:宮城県産イワナ(Cs:210, 160, 130 Bq/kg)
  No. 380, 385:栃木県産イノシシ(Cs:750, 1000 Bq/kg)
  No. 382, 384:栃木県産シカ(Cs:340, 270 Bq/kg)

 

岩手県・牛肉114検体 いずれも限界値25Bq/kg以下

宮城県名取川・イワナ3検体 すべて基準値超過(最大210Bq/kg)

宮城県・マダラ9検体 すべて6.7~99Bq/kg

宮城県・その他天然海産物12検体 うち9件 1~27Bq/kg

宮城県・キウイフルーツ6検体 うち1件 33Bq/kg(栗原市)

茨城県・ソバ21検体 うち1件 5.2Bq/kg

茨城県・マダラ7検体 すべて16~43Bq/kg

茨城県・その他海産物48検体 うち38件 0.68~44Bq/kg

茨城県霞ヶ浦・水産物7検体 すべて10~87Bq/kg

栃木県・野生鳥獣肉11検体 うち4件基準値超過(最大1000Bq/kg)

 他すべて14~86Bq/kg

群馬県・ユズ2検体 6.3および16Bq/kg

群馬県・CS原乳3検体 いずれもGe1.4~1.9Bq/kg以下

山形県・流通品西洋梨 1.8Bq/kg

福島県・流通品柿 1.5Bq/kg

千葉県・流通品スズキ 3.4Bq/kg

千葉県・牛肉40検体 うち1件 26Bq/kg

山梨県・原乳2検体 Ge1.6および1.9Bq/kg以下

茨城県・流通品白菜2検体 Ge1.8および2.0Bq/kg以下

静岡県・茶葉(茶葉の状態で検査) 20Bq/kg

 

参照: http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002qgkr.html