厚労省日報ダイジェスト1月10日(第557報)

1月10日の日報では、多くの基準値超過が報告されました。

その1つは、最も食生活に影響の大きいです。宮城県栗原市

では、検査した20検体のうち13検体に、最大260Bq/kgもの

基準値超過が見つかりました。

報道によるとこの区画の米は農家の自家消費用として作られて

いたもので流通はしていないとのことですが、検査結果が判明した

12月17日から公表までに20日間以上もかかっていることや、

生産地である栗原市のホームページでは現在もこの検査結果につ

いて一切告知されていないことが気になります。また、自家消費用

とはいえ、これほどの数値の米が既に消費されてしまっていることは

重大かつ深刻な問題です。県は、住民の健康を守るためにも、自家

消費・流通用を問わずに、もっと徹底した検査を呼びかけるべきで

あったと思います。また、政府及び東電は国民の食を支える農作物

や水産物への被害に対する手当てをしっかりと行ってほしいものです。

 

もう1品目の基準値超過群馬県・赤木大沼のワカサギでした。

他方、照月湖ワカサギは、ゲルマニウム測定で7.1Bq/kg以下の

不検出とのことです。

 

厚労省日報ダイジェスト1月10日(第557報)

 

基準値超過(14件)
 No.168~180:宮城県産米(13)(Cs:110~260 Bq/kg)
 No.266:群馬県産ワカサギ(Cs:180Bq/kg)

 

北海道・流通品マダラ2検体 3.4および7.3Bq/kg

青森県・マダラ7検体 うち6件 0.93~43Bq/kg

青森県・マダラ精巣4検体 うち2件 10および18Bq/kg

岩手県・牛肉137検体 うち7件 10~21Bq/kg

宮城県栗原市・米19検体 うち13件基準値超過(最大260Bq/kg)

 他すべて 3.9~47Bq/kg

宮城県・ケムシカジカ 97Bq/kg

山形県・ハウス原木シイタケ 10Bq/kg

茨城県・CS原乳3検体 Ge1.07~1.26Bq/kg以下

群馬県沼田市・原木シイタケ 47Bq/kg

群馬県・マイタケ2検体 12および13Bq/kg

群馬県・ワカサギ2検体 うち1件基準値超過(180Bq/kg)

千葉県・サツマイモ 1.5Bq/kg

 

参照: http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002skho.html