厚労省日報ダイジェスト1月17日(第561報)

1月17日は、岩手、宮城両県でシカ肉から高い数値が出てい

ます。岩手県では基準値超過が2件報告されました。

海産物は全体的に低めで、最高値は宮城県イシガレイ

24Bq/kgです。群馬県ではイチゴ2検体が、それぞれ3および

4Bq/kg以下の不検出、県内で放射線量が高い地域に当たる

田市タラ芽も4.8Bq/kg以下の不検出でした。流通品では、

茨城県産レンコン2検体から、最大13Bq/kgの検出がありまし

た。宮城県産ひとめぼれ精米からも1Bq/kgが報告されています。

 

また、この日は東京都の流通品検査にベビーフードが含まれて

いましたが、麦茶、アップルウォーター、トマトソースはそれぞれ

に品目の表記が(ベビーフード)となっていました。昨年夏に同じく

都が検査したベビーフードから3Bq/kgが検出された例がありま

したが、その時の「ベビーフード」とは何であったのか、再び疑問

が湧きます。せっかくの検査結果一覧であるのに、公表の目的が

消費者の方を向いていないように思えるのが残念です。

 

厚労省日報ダイジェスト1月17日(第561報)

 

基準値超過2検体
No.66、73:岩手県産シカ肉(2)(Cs:110、320 Bq/kg)

 

北海道・流通品マダラ2検体 0.52および5.7Bq/kg

岩手県・牛肉274検体 うち4件 すべて11Bq/kg

岩手県・シカ肉20検体 うち2件基準値超(最大320Bq/kg)

 他12件7~61Bq/kg

宮城県・ヒラメ9検体 うち7件 7~15Bq/kg

宮城県・イシガレイ 24Bq/kg

宮城県・アイナメ4検体 4.4~20Bq/kg

宮城県・その他海産物3検体 うち2件 1.2および2.1Bq/kg

宮城県石巻市・流通品シカ肉 60Bq/kg

茨城県・CS原乳3検体 いずれもGe1.1~1.5Bq/kg以下

群馬県・牛肉107検体 いずれも限界値25Bq/kg以下

群馬県沼田市・タラノメ Ge4.8Bq/kg以下

群馬県・イチゴ2検体 Ge3.0および4.0Bq/kg以下

千葉県銚子市・マアジ 3.2Bq/kg

千葉県銚子市・メバチ1.2Bq/kg、ビンナガ1.7Bq/kg

栃木県・牛肉121検体 いずれも限界値25Bq/kg以下

神奈川県・原乳 Ge0.37Bq/kg以下

千葉県・流通品イナダ 6.2Bq/kg

千葉県・流通品キンメダイ 0.95Bq/kg

茨城県・流通品レンコン3検体 うち2件4および13Bq/kg

三陸沖・流通品マダラ 2.9Bq/kg

北海道・牛肉170検体 いずれも限界値25Bq/kg以下

宮城県・流通品胚芽精米ひとめぼれ Ge7.8Bq/kg以下

宮城県・流通品24年度産精米ひとめぼれ 1Bq/kg

岩手県・流通品牛乳 0.82Bq/kg

 

参照:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002sy2f.html

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コメント: 3
  • #1

    yamatonadeshiko (金曜日, 18 1月 2013)

    ご報告拝読しています。ツナ缶、さば缶などはいかがでしょうか。昆布、鰹節など、海のものが心配です。

  • #2

    ほりともこ (火曜日, 22 1月 2013 01:17)

    yamatonadeshikoさま

    こんばんは。コメントありがとうございました。お返事遅くなってごめんなさい。

    ご心配の海のもの色々につきまして、事務局メンバー内で情報を集めてみたところ、以下のような傾向が見えてまいりました;

    ・昆布/わかめ 根を張っているけれど普通の植物みたいに根から養分を吸収せず、ワカメ本体から海中から養分(ミネラル)を取り込んでいるそうで、海に流された放射性物質は今は海底に沈んでると思われるため、三陸わかめなども実は非常に汚染が少ないのだとか。
    客観データとしては生活クラブの
    http://www2.seikatsuclub.coop/housha/detail.php?id=96440
    や、CRMS市民測定所の
    http://www.crms-jpn.com/mrdatafoodcat/food_seafood.html
    でみても検出限界以下であることがわかります。

    ツナ缶 原料になる魚はマグロの他にカツオなどもありますが、昨年、私たちの1周年記念イベントでお話をしてくださったNPO法人市民科学研究室の上田先生によれば、大型魚のエサとなるカタクチイワシの汚染が減ってきているので、結果として大型魚の汚染も減っていく傾向にあるのでは、とのことです。
    また、沖縄の測定所で色々なタイプのツナ缶を測定しているのを発見。http://tinfaokinawa.blog.fc2.com/blog-entry-63.html
    ツナ缶は消費期限も長いですが、上記ブログの検体の消費期限が2015.5.29、測定結果が不検出であることから、大雑把な考え方ですが、それ以降の製品については現在の魚類の傾向と考え合わせると、汚染も減少傾向(つまり引き続き不検出)の可能性が高いのではないでしょうか。

    鰹節 CRMS世田谷をお手伝いしているメンバーによると、だし汁は、測定しても不検出とのことです。

    以上、このようなところで答えになったでしょうか。
    ご質問、ありがとうございました☆

  • #3

    福島県民 (月曜日, 04 2月 2013 17:47)

    >三陸わかめなども実は非常に汚染が少ないのだとか。

    それはセシウムだけではないですか?
    海水は陸地と違ってセシウムに対するストロンチウムの量が数百倍です。危険度も数百倍です。
    安易に安心することは危険です。