厚労省日報ダイジェスト5月24日(第648報)

5月24日は、宮城県大崎市および栃木県矢板市野生ワラビから基準値

超過(340および500Bq/kg)が報告されました。どちらもこの2日間ほどの

検査で見つかるまでは、出荷措置の対象外でした。過去に山菜やタケノコで

基準値超過のあった地域では、旬の山の幸には充分に注意してください。

海産物では、宮城県ヒラメから基準値超過(110Bq/kg)が報告されました

が、同時に検査された他の検体には0.45Bq/kgというものもありました。

スズキ、ヒラメ、カレイ、マダラ、コモンカスベ、クロダイなど、これまでに

基準値超過や非常に高い数値が検出されている種類の魚は、検出値の幅

が広いようです。

渓流魚では、群馬県中之条町の四万川と上沢渡川イワナから、それぞれ

66Bq/kgおよび43Bq/kgの検出が報告されています。養殖魚からの検出は

ありませんでした。

 

厚労省日報ダイジェスト5月24日(第648報)

 

基準値超過 3件
  No.132:宮城県産ワラビ(Cs:340 Bq/kg)
  No.155:宮城県産ヒラメ(Cs:110 Bq/kg)(第647報の4(参考))
  No.188:栃木県産ワラビ(Cs:500 Bq/kg)

 

北海道・流通品マダラ5検体 うち4件 0.33~12Bq/kg

岩手県宮古市沖・カラフトマス 0.4Bq/kg

岩手県・マダラ6検体 うち5件 3.1~7Bq/kg

岩手県・その他海産物31検体 いすれもGe0.75~9.5Bq/kg以下

岩手県・ウグイ 9検体 うち4件 5.4~8.8Bq/kg

宮城県丸森町・タケノコ8検体 すべて15~33Bq/kg

宮城県栗原市・タケノコ4検体 すべて15~74Bq/kg

宮城県白石市・タケノコ2検体 76および93Bq/kg

宮城県・原乳5検体 いずれもGe1.6~2.2Bq/kg以下

宮城県大崎市・野生ワラビ 基準値超過(240Bq/kg)

宮城県・スズキ6検体 すべて10~30Bq/kg

宮城県・ヒラメ5検体 うち1件基準値超過(110Bq/kg)

 他すべてGe0.45~31Bq/kg

宮城県・マダラ 7.1Bq/kg
宮城県・マコガレイ 52Bq/kg

宮城県・その他海産物13検体 うち5件 0.49~11Bq/kg

栃木県・菌床シイタケ5検体 すべて2.3~11Bq/kg

栃木県・菌床ナメコ 12Bq/kg、菌床ヒラタケ 11Bq/kg

栃木県・菌床エリンギ 29Bq/kg、菌床ブナシメジ 10Bq/kg

栃木県・菌床マイタケ 3.1Bq/kg

栃木県那須町・野生フキ 27Bq/kg

群馬県・天然渓流魚11検体 うち5件 5.6~66Bq/kg

千葉県・海産物16検体 うち6件 0.63~7.5Bq/kg

長野県魚沼市・ネマガリタケ 3.7Bq/kg

長野県・流通品そば Ge7.9Bq/kg以下

新潟県・流通品もち Ge7.7Bq/kg以下

 

参照:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000032vp3.html