厚労省日報ダイジェスト12月4日・5日(第781・782報)

12月4日は、基準値超過はありませんでした。岩手県では牛肉

263検体のうち2検体から、14および27Bq/kgが検出されました。

原木シイタケ宮城県、千葉県、静岡県で検査があり、それぞれ

37Bq/kg、6.7~47Bq/kg4.1および9Bq/kgが検出されています。

海産物では、茨城県大洗町沖カタクチイワシから1.7Bq/kg

日立市沖シラウオから1Bq/kgが検出されました。スズキやヒラ

メ、マダラなどは現在のところ宮城県沖、茨城県沖ともに

10Bq/kg前後の数値です。茨城県沖コモンカスベ4.9~33Bq/kg

と、個体ごとのバラつきが見受けられます。流通品では、愛知県の

検査にて、茨城県産シラウオ11Bq/kg同県産ワカサギから25Bq/kg

が検出されています。

 

続いて12月5日も、基準値超過はありませんでした。宮城県では

大豆25検体のうち14検体から検出がありましたが、一迫町

24Bq/kg (1検体)を除いた他はすべて10Bq/kg以下です。群馬県

では原木シイタケ3検体から、それぞれ11、27、49Bq/kgが検出さ

れました。近頃になって、「市場に出回っているシイタケは基準値

以下であるから、給食食材などで無用に避けることは風評被害を

招きかねない」ということが公に言われているようですが、傾向と

してシイタケをはじめとするキノコ類が放射性物質を取り込みやす

いことは事実であり、「風評被害」や「売り上げ」などの大人の事情

と、子ども達が毎日食べる「給食」は、本来交わりのないものであっ

てほしいと強く願います。

流通品では、静岡市の検査にて、茨城県産レンコンから15Bq/kg

が検出されています。

 

厚労省日報ダイジェスト12月4日(第781報)

 

※基準値超過なし

岩手県・牛肉263検体 うち2件 14および27Bq/kg

宮城県・スズキ2検体 5.5および12Bq/kg

宮城県白石市・原木シイタケ 37Bq/kg

茨城県大洗町沖・カタクチイワシ 1.7Bq/kg

茨城県日立市沖・シラウオ 1.0Bq/kg

茨城県・スズキ4検体 うち3件 5.8~11Bq/kg

茨城県・ヒラメ7検体 うち4件 1.5~8.3Bq/kg

茨城県・マダラ9検体 すべて4~11Bq/kg

茨城県・その他海産物39検体 うち18件 1.4~30Bq/kg

茨城県(利根川)・ウナギ 9.8Bq/kg

茨城県霞ヶ浦・ギンブナ 37Bq/kg

群馬県・大豆6検体 いずれもGe7.8~8.9Bq/kg未満

群馬県・CS原乳3検体 いずれもGe1.7~2.0Bq/kg未満

千葉県・原木シイタケ17検体 すべて6.4~47Bq/kg

千葉県君津市・ギンナン 2.4Bq/kg

千葉県・ニンジン Ge1.4Bq/kg未満

新潟県・流通品もち Ge8.0Bq/kg未満

山梨県・流通品ワイン Ge5.5Bq/kg未満

新潟県村上市・ツキノワグマ肉 7.2Bq/kg

新潟県・ハウス菌床シイタケ2検体 Ge7.3Bq/kg未満

新潟県・ハウスナメコ 7.6Bq/kg未満

長野県・大豆4検体 いずれもGe7.7~9.8Bq/kg未満

長野県・CS原乳2検体 Ge2.5および2.6Bq/kg未満

静岡県・原木シイタケ2検体 4.1および9Bq/kg

茨城県・流通品ワカサギ 25Bq/kg、流通品シラウオ 11Bq/kg

静岡県浜松市・野生イノシシ肉 9Bq/kg

静岡県川根本町・野生シカ肉 2.7Bq/kg

参照:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000031411.html

 

厚労省日報ダイジェスト12月5日(第782報)

 

※基準値超過なし

 

宮城県・大豆25検体 うち14件 4.1~24Bq/kg

群馬県・原木シイタケ3検体 すべて11~49Bq/kg

群馬県・菌床シイタケ 11Bq/kg

群馬県・ムキタケ 12Bq/kg

群馬県・流通品菌床シイタケ 2.5Bq/kg

東京都・ダイコン3検体 いずれも Ge9~11Bq/kg未満

栃木県・牛肉148検体 うち1件 27Bq/kg

茨城県稲敷郡阿見町・流通品レンコン 15Bq/kg

参照:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000031517.html