厚労省日報ダイジェスト速報(10月 第1001報より)

月一のダイジェストになり、現在10月分のデータ集計に取り掛かり始めたところですが、いきなり大きな基準超過がありましたので、速報で先におしらせしておきます。

キノコ狩りのシーズンですが、やはり天然キノコには非常に高いセシウムが存在する可能性を示唆する結果がありました。

流通品の群馬県産のムラサキシメジという野生キノコで、「周辺で取れたことを、店員から聞き取り」という状況のものが、セシウム134、137の合算で2000Bq/kgとの報告がありました。(国立医薬品食品衛生研究所の報告。10/4公表分)

関東地方の山中は、セシウムが多い場所があり、キノコはセシウムを溜め込みやすい性質のため、非常に高い値が出る場合があります。

他、産地不明の流通品「ハツタケ」が400Bq/kg, 岩手県の流通品サクラシメジが100Bq/kg, など、高い値の流通品のキノコがいくつか報告されています。

実りの秋ですが、天然キノコには十分ご留意ください。

 

世田谷こども守る会
厚労省日報ダイジェストチーム
中村奈保子