厚労省月報ダイジェスト 2016年12月号(第1010~1013報)

201612月の月報です。

 

 

 

【水産物】マダラは引き続き検出される数値は低めです。最大値は岩手県沖1.6Bq/kgでした。スズキは茨城県~千葉県沿岸で検出されるケースが多く、125日(第1010報)では、城県沖のもので43Bq/kgが報告されています。その他では、茨城県沖ヒラメから最大で11Bq/kg、珍しいものでは青森県沖オスのサケから0.28Bq/kgと微量が検出されています。

 

 

 

【農産物】原木シイタケ岩手県産最大84Bq/kg、茨城県産47Bq/kg、栃木県産48Bq/kg、千葉県産46Bq/kgなど、未だ高い数値が散見されます。また、比較的低い数値や限界値以下の数値で安定しつつある菌床シイタケにも、時折20Bq/kg未満の検出がみられます。その他の栽培キノコ類はナメコやマイタケ、ヒラタケなども同様の傾向です。

 

 

 

ダイズは数値や検出頻度ともに落ち着いてきましたが、今も時おり20Bq/kg前後の検出が見られます。サツマイモ千葉県、茨城県産のもので1Bq/kg未満~3Bq/kg程度までの間で検出が報告されました。タケノコは、岩手県陸前高田市10検体のうち4検体から最大で47Bq/kgが検出されています。また、茨城県産レタス9検体のうち1検体から1.6Bq/kg、レンコ4検体のうち3検体から1.89.3Bq/kgの検出が報告されました。野生キノコは、12月度では長野県長野市ハナイグ40Bq/kgが最も高い数値でした。

 

 

 

【畜産物・乳製品その他】野生鳥獣肉は変わらず基準値超過や100Bq/kgに近い数値が数多く報告されています。栃木県那珂川では野生イノシシ肉58検体のうち7検体が基準値超過(最大値160Bq/kg)、その他50検体からも12100Bq/kgが検出されています。牛肉岩手県、栃木県、宮城県産からそれぞれ1127Bq/kgの検出が報告されましたが、全体の検査数から考えると、検出頻度はとても低いと言えるでしょう。

 

 

 

国立医薬品食品衛生研究所の検査では、千葉県産流通品原木シイタケから34Bq/kg、乾燥シイタケから50Bq/kgの検出がありました。

 

 

 

 

 

世田谷こども守る会事務局 

 

ほりともこ

 

厚労省月報ダイジェスト 201612月号(第10101013報)

 

 

 

 

【水産物】

 

北海道・マダラ、タラ6検体 Ge14NaI 20Bq/kg未満

 

青森県・マダラ15検体 うち1件 0.4Bq/kg

 

岩手県・マダラ12検体 うち1件 1.6Bq/kg

 

宮城県・マダラ6検体 Ge0.93NaI 25Bq/kg未満

 

茨城県・マダラ5検体 Ge8.89.5Bq/kg未満

 

 

 

宮城県・スズキ2検体 Ge7.8および7.9Bq/kg未満h

 

茨城県・スズキ3検体 すべてGe2.243Bq/kg

 

千葉県・スズキ15検体 うち8件 0.5811Bq/kg

 

 

 

岩手県・ヒラメ11検体 Ge4.614Bq/kg未満

 

宮城県・ヒラメ6検体 Ge0.9210Bq/kg未満

 

茨城県・ヒラメ14検体 うち3件 0.6211Bq/kg

 

 

 

北海道・その他海産物9検体 Ge5.5NaI 17Bq/kg未満

 

青森県・その他海産物35検体 うち1件(サケ) 0.28Bq/kg

 

岩手県・その他海産物149検体 Ge0.69.9Bq/kg未満

 

宮城県・その他海産物4検体 Ge8.89.5Bq/kg

 

福島県・その他海産物7検体 Ge14NaI 25Bq/kg未満

 

茨城県・その他海産物132検体 うち6件 0.61Bq/kg

 

千葉県・その他海産物43検体 うち1件 0.8Bq/kg

 

 

 

青森県小川原湖・水産物10検体 Ge6.69.7Bq/kg未満

 

青森県十三湖 ヤマトシジミ GeBq/kg未満

 

岩手県・ウグイ 8.1Bq/kg未満

 

茨城県霞ヶ浦・シラウオ 10Bq/kg

 

千葉県銚子市(利根川)・ウナギ Ge8.9Bq/kg

 

 

 

【農産物】

 

秋田県・原木シイタケ Ge11Bq/kg未満

 

岩手県・原木シイタケ64検体 うち49件 3.684Bq/kg

 

宮城県・原木シイタケ37検体 うち30件 7.338Bq/kg

 

茨城県・原木シイタケ13検体 うち2件 18および47Bq/kg

 

栃木県・原木シイタケ134検体 うち40件 3.948Bq/kg

 

群馬県・原木シイタケ5検体 うち2件 10および18Bq/kg

 

埼玉県・原木シイタケ4検体 うち2件 11および21Bq/kg

 

千葉県・原木シイタケ48検体 うち35件 1.646Bq/kg

 

神奈川県・原木シイタケ 31Bq/kg

 

静岡県・原木シイタケ13Bq/kg

 

静岡県・原木乾燥シイタケ 11および12Bq/kg

 

 

 

新潟県・菌床シイタケ5検体 Ge5.27.8Bq/kg

 

群馬県・菌床シイタケ7検体 うち1件 19Bq/kg

 

栃木県・菌床シイタケ4検体 うち1件 15Bq/kg

 

 

 

群馬県・ナメコ2検体 うち1件 24Bq/kg

 

栃木県・ナメコ5検体 うち3件 5.327Bq/kg

 

栃木県・マイタケ、ヒラタケ 6.5および14Bq/kg

 

埼玉県・ナメコ 5.7Bq/kg

 

千葉県・ナメコ 11Bq/kg

 

 

 

岩手県・ダイズ11検体 Ge7.511Bq/kg未満

 

宮城県・ダイズ115検体 うち3件 1421Bq/kg

 

群馬県・ダイズ13検体 Ge5.79.3Bq/kg未満

 

栃木県・ダイズ22検体 うち3件 14および15Bq/kg

 

栃木県・小豆 3.5Bq/kg

 

茨城県・ダイズ4検体 Ge9.711Bq/kg未満

 

埼玉県・ダイズ5検体 Ge7.29.6Bq/kg未満

 

千葉県・ダイズ7検体 Ge1316Bq/kg未満

 

 

 

群馬県・ソバ5検体 うち1件 5.6Bq/kg

 

 

 

千葉県・サツマイモ6検体 うち1件 0.81Bq/kg

 

茨城県・サツマイモ11検体 うち2件 2.2および3.2Bq/kg

 

 

 

岩手県陸前高田市・タケノコ10検体 うち4件 2347Bq/kg

 

千葉県大多喜町・タケノコ3検体 うち2件 3.2および3.9Bq/kg

 

 

 

栃木県・ユズ7検体 うち3件 2.5および2.8Bq/kg

 

福島県・ユズ 11Bq/kg

 

 

 

茨城県・レタス9検体 うち1件 1.6Bq/kg

 

茨城県・レンコン4検体 うち31.89.3Bq/kg

 

 

 

岩手県奥州市・野生フキ 16Bq/kg

 

群馬県昭和村・フキノトウ 4Bq/kg

 

 

 

栃木県高根沢町・野生セリ2検体 4.3Bq/kg

 

栃木県高根沢町・クチナシ(実) 13Bq/kg

 

栃木県矢板市・野生ヤマノイモ 23Bq/kg

 

栃木県那須塩原市・葉ワサビ2検体 6.2Bq/kg

 

栃木県塩谷町・月桂樹 6.8Bq/kg

 

栃木県塩谷町・ギンナン2検体 8.8Bq/kg

 

 

 

青森県階上町・野生クリタケ、ナラタケ 79検体 うち10件 512Bq/kg

 

青森県十和田市・野生キノコ類20検体 うち6件 6.314Bq/kg

 

宮城県大崎市・野生ムラサキシメジ3検体 うち1件 8.1Bq/kg

 

茨城県牛久市、石岡市・ヒラタケ、ムキタケ 7.3および8.9Bq/kg

 

群馬県みなかみ町・野生マイタケ、ナメコ 12および24Bq/kg

 

長野県長野市・野生ハナイグチ 40Bq/kg

 

 

 

福島県・干し柿3検体 12および18Bq/kg

 

福島県・フキ塩漬け 16Bq/kg

 

 

 

【畜産物・乳製品その他】

 

宮城県気仙沼市・野生ニホンジカ肉3検体 6373Bq/kg

 

宮城県角田市・野生イノシシ肉2検体 13および15Bq/kg

 

宮城県丸森町・野生イノシシ肉 53Bq/kg

 

宮城県大和町、村田町・野生イノシシ肉 7.5および17Bq/kg

 

宮城県川崎町・野生ツキノワグマ肉 14Bq/kg

 

栃木県那珂川町・野生イノシシ58検体 うち7件基準値超過(最大160Bq/kg

 

 他50件 12100Bq/kg

 

栃木県那須烏山市・野生イノシシ肉3検体 9.718Bq/kg

 

栃木県益子町・野生イノシシ肉12検体 2271Bq/kg

 

栃木県茂木町・野生イノシシ肉15検体 1779Bq/kg

 

 

 

岩手県・牛肉2037検体 うち7件 1117Bq/kg

 

宮城県・牛肉3664検体 うち1件 27Bq/kg

 

栃木県・牛肉2885検体 うち2件 11および26Bq/kg

 

 

 

 

 

<国立医薬品食品衛生研究所の流通品検査>

 

千葉県・流通品原木シイタケ7検体 うち1件 34Bq/kg

 

 

千葉県・流通品乾燥シイタケ2検体 11および50Bq/kg