7/2 世田谷こども守る会5周年企画  無事に終了しました!

 7/2 北沢タウンホールにて、モデルのasacoさん、城南信用金庫の吉原毅相談役、しんぐるまざーずふぉーらむ福島の遠野馨理事長をお招きしてたっぷり3時間。母として、企業人として、そして被災者として、それぞれの「これまで」と「これから」について語っていただきました。

 

asacoさん

「くらしの中の、たいせつなこと」

震災後、1年2ヶ月後に、現地に行った。何かしなくちゃ、このことを伝えなくちゃ、特に東京の人に知らせなきゃと思った。今、伝えたいことは一つ。私たちの暮らしは、小さな選択の積み重ねであるということ。もっと普通に、誰とでも、政治や選挙の話をしていいと思う。まずは、歩ける距離に想いを共にする仲間を作る、そこから広がっていく気がする。

城南信用金庫相談役 吉原毅さん

「聞くと変わる 

 おカネとデンキと未来のはなし」
昔はノンポリで、原発は良いと思ってた。311のあと、驚いた。たった2時間の停電で燃料が溶けてしまうとは!

原発の原価計算は、国家レベルの粉飾決算です。何十年か使った後は、何万年も放射性物質出すんですよ。とても採算が合わない。日本には風力や太陽光など、タダの資源があふれているというのに。本当の企業のあり方とは、金儲けではなくて、どれだけ社会貢献できるかが大事。私たちは見よう見まねで社会貢献を始め、地域の人から日々学ばせてもらっています。

 

しんぐるまざあずふぉーらむ福島 遠野馨さん「しんぐるまざあずフォーラムからの報告」

震災後の行政の対応はひどかった。避難所での一人親は肩身が狭く、身の危険を感じることさえあった。あれから5年、一人で子どもを守る苦しみはこれからも続きます。
しんぐるまざあずふぉーらむの活動についてはHPをご覧ください http://smff.jp/
世田谷こども守る会では、今年の冬も「サンタプロジェクトfor福島キッズ」で集まった募金の一部をしんぐるまざあずふぉーらむ福島にお送りする計画です。「サンタプロジェクトfor福島キッズ」についてはこちらから。

 多くの方との再会に励まされ、新たな出会いに希望を感じる、そんな素敵な会となりました。みなさまとのご縁を何よりも大切に、今後も地道に、強くしなやかに、活動を続けてまいります。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
 なおこのイベントについては、asacoさんも ご自身のブログ で取り上げて下さいました。

世田谷こども守る会5周年企画 公式ちらし


5周年企画 一人ひとりの、after311「どうつくる?私たちの”これから”」詳細

【日時】7月2日(土)13:30 start(13:00 受付)
【場所】北沢タウンホール2階 集会室
   (世田谷区北沢2-8-18・小田急線・井の頭線 下北沢駅から徒歩4分)
【ゲスト】
 asaco    モデル
 吉原 毅    城南信用金庫 相談役
 遠野 馨    NPO法人 しんぐるまざあず・ふぉーらむ・福島 理事長
 保坂 展人 世田谷区長

【プログラム】
 13:30~16:30 講演会 (2階 第1・第2集会室)
 ★「asacoスタイル くらしの中の大事なこと」 asaco(モデル) 
 ★「聞くと変わる おカネとデンキと未来のはなし」 吉原 毅 (城南信用金庫相談役)  
 ★「しんぐるまざあず・ふぉーらむ・福島からの報告」 遠野 馨

                   (しんぐるまざあず・ふぉーらむ・福島 理事長)

 16:30~18:30 懇親会 (12階 スカイサロン)
 世田谷区長・保坂展人氏の乾杯で始まります!
 美味しいワインとベクレルフリーのフィンガーフードをご用意してお待ちしています♡

【参加費】
 ●講演会:500円
 ●懇親会:2,000円(別途)
 ※講演会と懇親会に両方ともご参加の場合は2,000円

★いずれも簡単なキッズスペースを設けます。お子様もご一緒にどうぞ。 ただし、託児では

 ございませんので、お子様から目をお離しにならないようお願いいたします。
★懇親会でのフードメニューについて
 ご用意するのは、簡単なおつまみ程度のものとなります。お食事にかわるようなメニュー(ごはんもの等)のご用意はございませんので、お子様連れの場合など必要な方は各自

 ご用意くださいますようお願いいたします。

【定員】80名
【主催】世田谷こども守る会
【後援】世田谷区教育委員会/世田谷区

<登壇者紹介>
★吉原 毅 城南信用金庫相談役
1977年、慶應義塾大学卒業後、城南信用金庫入社。「人を大切にし、思いやりを大切にする企業」を経営理念に掲げる異色の金融マン。企業の使命は利益の拡大ではなく、地域を守り、人々が幸せに暮らす社会をつくることとして、様々な経営改革を行う。2011年には福島第一原発事故を機に「原発に頼らない安心できる社会へ」を発表。講演会などを行う他、脱原発に関する情報を発信するために城南総合研究所を設立するなど、脱原発・原発再稼働反対に積極的に取り組む。

★asaco モデル
静岡県浜松市出身。ファッション&ママ雑誌、CMなどで活躍する他、キッズブランドkitutuki主宰。東日本大震災を機に「自分には何ができるか」を考えるようになり、手さぐりで被災地に住む同世代のママたちとの交流を始める。年々、協力の輪が広がり、今年3月には気仙沼でシルクスクリーンのワークショップを開催するなど、自然体の支援を続ける。世田谷区在住、3児の母。

★遠野 馨 NPO法人 しんぐるまざあず・ふぉーらむ・福島 理事長
ひとり親家庭が健やかで安心、安全な暮らしが築けるように、相談会、学習支援、交流会などを行う。福島第一原発事故後は、避難所の支援を行うとともに、子どもたちの内部被ばくを減らすための県外保養合宿や、外遊びができない子どもたちのための「子育て広場」を開催。