さて、12日の基準値超過の品目はいつもの通り野生キノコ類と鳥獣肉
でしたが、その他では岩手県産大豆最大31Bq/kg、栃木県中禅寺湖の
ワカサギ94Bq/kgなどが目立ちました。大豆は色々なものに加工され
ますし、ワカサギは丸ごと食べる魚である上に、含まれるものがセシウム
だけでない可能性も大いに考えられますので、注意が必要です。
乾シイタケでは、新潟県が検査した岩手県産流通品から、67および
92Bq/kgと、基準値こそ超えていませんが非常に高い数値が検出されま
した。九州の原木乾シイタケは5Bq/kg前後の数値が定着してきた感が
ありますが、こちらは乾燥状態での検査とのことなので、水戻し状態での
検査よりも数値が高めに出ている可能性があります。とはいえ、この数値
をどう捉えるかは個々の消費者に委ねられるべきでしょう。
厚労省日報ダイジェスト10月12日(第497報)
※基準値超過(3検体)
No.3 :青森県産チチタケ(Cs:120 Bq/kg)
No.507:埼玉県産サクラシメジ(Cs:110 Bq/kg)
No.528:千葉県産イノシシ肉(Cs:120 Bq/kg)
北海道・マダラ2検体 1.9および2.9Bq/kg
青森県・チチタケ 基準値超え(120Bq/kg)
岩手県・牛肉121検体 12および15Bq/kg
岩手県・原木シイタケ5検体 うち1件 4.8Bq/kg、他14および25Bq/kg以下
岩手県・野生キノコ類8検体 うち7件 4.9および56Bq/kg
岩手県・大豆36検体 うち7検体 4.1~31Bq/kg
岩手県・原乳12検体 うち3件1.2~1.6Bq/kg
岩手県・マダラ15検体 うち14件4.4~38Bq/kg
岩手県・秋サケ5検体(雄・雌・卵巣) いずれもGe1.1~11Bq/kg以下
岩手県・その他海産物27検体 うち2件 0.85および18Bq/kg
宮城県・露地原木マイタケ 59Bq/kg
宮城県・マダラ2検体 9.3および24Bq/kg
宮城県・他天然海産物6検体 うち3件 7.8~50Bq/kg
山形県・秋ソバ12検体 いずれもGe9.0~12Bq/kg以下
茨城県・秋冬番茶15検体 うち1件 0.4Bq/kg
栃木県・ウグイ7検体 うち4件 33~94Bq/kg
栃木県中禅寺湖・ワカサギ 94Bq/kg
群馬県・玄米44検体 うち10件2.6~12Bq/kg
埼玉県・ユズ 14Bq/kg
埼玉県・ハウス原木シイタケ 8.7Bq/kg
埼玉県・原木マイタケ2検体 うち1件 27Bq/kg
埼玉県・原木ナメコ 16Bq/kg
埼玉県・CS原乳2検体 いずれも0.45および0.88Bq/kg以下
埼玉県・生めん2検体 うち1件 3.8Bq/kg
埼玉県・野生キノコ類19検体 うち1件基準値超(110Bq/kg)
他13件 8.6~95Bq/kg
千葉県・野生イノシシ肉8検体 うち1件基準値超(120Bq/kg)
他すべて9.4~27Bq/kg
千葉県・野生カモ肉 25Bq/kg
千葉県・キンメダイ 1.8Bq/kg
千葉県松戸市・カキ 13Bq/kg
千葉県柏市・キウイフルーツ 3.6Bq/kg
千葉県・クリ3検体 すべて3.4~10Bq/kg
千葉県館山市・温州ミカン 2.1Bq/kg
岩手県・流通品原木乾シイタケ2検体 67および92Bq/kg
九州(産地)福岡県(製造)・流通品原木乾シイタケ 4.9Bq/kg
宮城県・流通品マトウダイ 17Bq/kg
静岡県・秋冬番茶14検体 うち1件 0.45Bq/kg
静岡県・カキ2検体 どちらもGe3.1および3.3Bq/kg以下
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