【大切なお知らせ】マダムトモコの厚労省ダイジェストの配信元が変わります!

 

2017年9月より「マダムトモコの厚労日報ダイジェスト」の作成および配信を「NPO法人子ども全国ネット」に委ねる運びとなりました。

【メルマガ配信の移行について】
現在ご登録のメールアドレスは今後、「NPO法人子ども全国ネット」(http://kodomozenkoku.com/)に引き継がれ、新しい厚労省ダイジェストの配信が始まります。

【配信の継続をご希望されない方】
8月15日までに、setagayamamoru_nippou+unsubscribe@googlegroups.com に空メールを送信してください。配信解除の手続きをお願いいたします。

【引き続き配信の継続をご希望の方】
携帯等で受信されている方で、受信拒否設定をされている場合は、新しい配信元アドレスkourou-digest@googlegroups.com から配信されるメールを受信できるように設定をお願いいたします

ご不明な点があれば、下記までご連絡ください。

nippou.digest@gmail.com
世田谷こども守る会
ダイジェストチーム

 

 

世田谷こども守る会のマダムトモコこと、ほりともこです。

皆様にご登録いただいている厚労省日報ダイジェストの配信が滞っており、大変申し訳ありません。長きにわたる渋滞が続く中で、必要とされる皆様への情報の提供を最優先に考えた結果、このたび、ダイジェストの作成および配信を「NPO法人子ども全国ネット」に委ねる運びとなりました。

「厚労省日報ダイジェスト」は、2011年の東電原発事故による食品の放射能汚染の状況を「いち早く、区役所の保育園や小中学校の給食担当課長にお伝えしよう!」と始まりました。提供後の給食食材から「当時の」基準値(500Bq/kg)超過や、牛乳からも頻繁に2〜3Bq/kgが検出されていた頃のことです。

当初は「基準値超過の情報だけでも」と、厚労省に集約される全国の食品検査のデータを読み始めたのですが、しばらく経つうちに「基準値超過が分かったものはすぐに出荷停止になる。本当に注意すべきは、市場に出回っている基準値未満の食材なのでは」と思い、フォーカスを変えました。そして、検出の情報は「品目ごとに何検体調べたうちの何検体から、その数値はどのくらいの幅であるのか」にこそ、汚染の傾向を読み解く鍵があると感じたのです。

区役所へメールを送るようになってほどなく、会の中から「MLで皆にシェアしようよ」との声があがり、「マダムトモコの厚労省日報ダイジェスト」がスタートしました。全くの素人によるデータまとめでしたが、私と同じ子育て中のお母さんから研究職の方まで、本当にたくさんの人に共感いただき、現在は登録者数2800人を超える規模となりました。膨大なデータの整理を手伝ってくれる仲間も少しずつ増え、一人で始めたダイジェストは心強いチームでの作業となりました。

食品添加物や農薬使用への考え方がそうであるように、食への考え方や価値観は人それぞれです。ですから私は「危ない・安全」というコメントではなく、「どんな品目からどのくらいの頻度で、どのくらいの数値が検出されているのか」を淡々とお伝えするよう心がけてきました。情報を受け取る側の皆さんがその先を判断する「自分のものさし」を作るためのお手伝いが出来たらいいなと思ったのです。

私個人の事情でなかなか以前のように作業をすることができず心苦しく過ごしていたところ、子ども全国ネットが私たちの気持ちごと「厚労省ダイジェスト」を引き継いでくれることとなり、感謝の気持ちでいっぱいです。

原発事故から6年が経過し、注意すべき品目は集約され傾向が分かりやすくなってきたと感じますが、時の経過とともに検査の数が激減してしまった現在では、特に海産物などは「本当に安心できるのか」が見通しづらくなっています。未来ある子どもたちの健やかな成長のために、どの子も毎日食べる給食についてはもちろんのこと、その他の環境においても常に、データに基づく合理的な判断を厭わない「子どもが無条件に守られる社会」となることを願ってやみません。

最後になりましたが、私の作業を根気強く支えてくれた仲間たちと、励みとなる温かい言葉をかけてくださった皆様に、心から感謝します。ありがとうございました!!

これからも「子ども全国ネット」によるダイジェスト配信をどうぞよろしくお願いいたします。

世田谷こども守る会
ほりともこ