18日は、やはり旬の食材からの検出が目立ちました。中でも、原木シイ
タケは数値が高いです。この日の最高値は茨城県の71Bq/kgでしたが、
千葉県産55Bq/kg、岩手県産33Bq/kgも、決して低い数値ではありません。
秋田県の乾シイタケからも、25Bq/kgの検出がありました。
流通品では、茨城県の栗から31Bq/kgが検出されましたが、過去にもっと
高い数値が検出された例も多くあります。栗も干しシイタケも、調理をすると
水分にその3分の2が浸出するそうですので、一緒に炊き込んだり戻し汁
ごと料理に使うと、その食材だけ避けて食べればいいという話ではなくなっ
てしまいます。
その他では、福島県郡山市の和生菓子から7.9Bq/kgの検出がありましたが、
干し柿や梅などを使ったものであったのか、それとも米粉の原料が原因であっ
たのかが気になります。狛江市の報告では、多摩川中流のアユが20Bq/kgと
のことです。
厚労省日報ダイジェスト10月18日(第501報)
※基準値超過(2検体)
No.58:岩手県産原木ヒラタケ(Cs:120 Bq/kg)
No.1689:新潟県産シロヌメリイグチ(Cs:450Bq/kg)
北海道・流通品マダラ4検体 すべて1~21Bq/kg
茨城県・流通品クリ 35Bq/kg
茨城県・流通品ナシ 0.63Bq/kg
岩手県・ハウス原木生シイタケ3検体 うち1件22Bq/kg
岩手県・露地原木生シイタケ17検体 うち16件 12~33Bq/kg
岩手県・乾シイタケ 36Bq/kg
秋田県・乾シイタケ 25Bq/kg
岩手県・原木ヒラタケ 基準値超 120Bq/kg
宮城県・米943検体 うち48検体 2.2~25Bq/kg
山形県・西洋ナシ3検体 いずれもGe8.0~9.8Bq/kg以下
山形県・露地原木ナメコ 12Bq/kg以下
福島県郡山市・流通品日本酒 13および17Bq/kg以下
福島県郡山市・流通品和生菓子 7.9Bq/kg
茨城県・ハウス原木シイタケ5検体 うち3件 5.4~71Bq/kg
栃木県・牛肉294検体 いずれも限界値25Bq/kg以下
群馬県・ソバ4検体 うち3件 3.9~8.1Bq/kg
群馬県・天然川魚5検体 うち2件 6および22Bq/kg
東京湾・スズキ 3.7Bq/kg
千葉県・ハウス原木シイタケ3検体 2.1~55Bq/kg
東京都・ユズ3検体 6.5~18Bq/kg
多摩川中流・アユ 20Bq/kg
神奈川県・秋冬番茶6検体 うち5件 0.82~2.5Bq/kg
新潟県・野生キノコ(シロヌメリイグチ) 基準値超(450Bq/kg)
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