19日は長野県の野生キノコから2100Bq/kgという数値の報告がありました。
ちょうどその頃に世田谷CRMSに持ち込まれた、食用としてもらった軽井沢
の野生キノコの測定結果が3000Bq/kg超という話を聞いたばかりでしたので、
当該地域から遠いと思っていても、やはり山菜やキノコ類には十分警戒す
べきと強く思いました。また、九州地方の乾シイタケから5Bq/kg程度の検出
があった件は、解析してみたところ、半減期2年半のセシウム134が全く検出さ
れなかったことから、核実験の名残であった可能性が高いそうです。原発
事故以前にもこうして知らずに口にしていたものもあったと考えると、「これ
までも摂っていたのだから大丈夫」ではなく、これ以上の無防備な摂取は
極力避けるよう努力したいところです。
他にも、千葉県北部のクリから70Bq/kgの検出が報告されています。
厚労省日報ダイジェスト10月19日(第502報)
※基準値超過(12検体)
No.437 茨城県産ウナギ(Cs:110 Bq/kg)
No.487、497、500、505 群馬県産ツキノワグマ(4)(Cs:270、180、150、140 Bq/kg)
No.488、489 群馬県産イノシシ(2)(Cs:210、150 Bq/kg)
No.756、長野県産チャナメツムタケ(Cs:2,100 Bq/kg)
北海道・流通品貝類5検体 いずれもGe0.65~0.8Bq/kg
北海道・流通品マダラ3検体 1.4および15Bq/kg
岩手県・牛肉107検体 うち3件10~17Bq/kg
岩手県・マダラ15検体 うち13件4.7~30Bq/kg
岩手県・その他海産物36検体 うち3件 0.46~1.4Bq/kg
岩手県・野生ハタケシメジ 6.5Bq/kg
宮城県・原乳5検体 いずれもGe1.8~2.1Bq/kg以下
宮城県・天然海産物17検体 うち10件1.0~15Bq/kg
宮城県・ソバ19検体 うち8件4.2~15Bq/kg
宮城県・コメ88検体 いずれもGe1.5~9.8Bq/kg以下
山形県・ナメコ 11Bq/kg
茨城県・マダラ3検体 13~32Bq/kg
茨城県・その他海産物(Ge測定のもの)24検体 うち13件3.4~29Bq/kg
茨城県霞ヶ浦・ワカサギ2検体 29および30Bq/kg
茨城県霞ヶ浦・その他淡水魚9検体 うち1件基準値超(110Bq/kg)
他6件すべて 8.7~44Bq/kg
栃木県・川魚/カニ9検体 うち8件5.7~30Bq/kg
栃木県・原木マイタケ58Bq/kg
栃木県・原木ナメコ 39Bq/kg
栃木県・ソバ10検体 うち5件4.9~34Bq/kg
群馬県・玄米14検体 うち7件 3.1~9.1Bq/kg
群馬県・野生鳥獣肉20検体 うち6件基準値超(最大270Bq/kg)
他13件 16~96Bq/kg
埼玉県・カキ2検体 Ge4.9および5.6Bq/kg以下
埼玉県・露地原木シイタケ 9.7Bq/kg
埼玉県・CS原乳2検体 Ge.044および0.9gBq/kg以下
埼玉県名栗湖・ワカサギ Ge6.6Bq/kg以下
千葉県・ユズ9検体 うち6件2.9~70Bq/kg
千葉県松戸市・クリ 70Bq/kg
千葉県・カキ4検体 うち2件3.9~9.2Bq/kg
長野県・野生キノコ類24検体 うち1件基準値超(2100Bq/kg)
他14件2.9~54Bq/kg
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