30日は、前日に続き栃木県が大がかりな玄米の検査を実施しました。
600近い検体のうち半数以上から検出があり、うち104件が10Bq/kg
以上の値でした。詳細な検査結果が明らかになるにつけ、昨年の事故
の被害の甚大さを思わずにいられません。
野生キノコは、静岡県からも基準値超が報告されています。このような
キノコの状況は、チェルノブイリ後のヨーロッパ産ポルチーニの例を見て
も、この先少なくとも20年は続くものと思われます。もはや天然キノコは
気軽に食卓に乗せられる時代ではなくなったことを、私たちは心に留めて
おかなくてはなりません。
厚労省日報ダイジェスト10月30日(第510報)
※基準値超過(1検体)
No. 1082:静岡県産ユキワリ(Cs:350 Bq/kg)
注)野生キノコ。
北海道・流通品スケトウダラ 0.69Bq/kg
北海道・流通品マダラ3検体 うち1件 1.9Bq/kg
岩手県・エゴマ 12Bq/kg
岩手県・牛肉95検体 いずれも限界値25Bq/kg以下
岩手県・ソバ55検体 うち18件 4.7~31Bq/kg
秋田県・ソバ2検体 うち1件 1.1Bq/kg
秋田県・野生ナラタケ 9.8Bq/kg
秋田県・CS原乳 Ge1.1Bq/kg以下
山形県・ヒラタケ(恐らく野生) 28Bq/kg
福島県いわき市・レトルトいわしの生姜煮 19Bq/kg
茨城県・ソバ22検体 いずれもGe6.9~11Bq/kg以下
栃木県・玄米593検体 うち381検体 2.4~56Bq/kg
栃木県・ソバ10検体 うち2件 4.3および6.7Bq/kg
神奈川県横須賀市・給食(10月11~19日) Ge1.2Bq/kg以下
新潟県・流通品乾シイタケ(乾燥状態で測定後、水戻し状態に換算) 1.1Bq/kg
山梨県・キノコ類(恐らく野生)14検体 うち5検体 9.5~54Bq/kg
静岡県・野生キノコ類3検体 うち1件基準値超(350Bq/kg)
他2件 60および87Bq/kg
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