11月28日は、茨城県の海産物の検査結果が多く報告されました。
殆どの検体は30Bq/kgくらいまでに留まりましたが、一方では
スズキ600Bq/kgの検出もあり、原発付近の海産物には引き続き
注意が必要です。これまでの様子を見ていると、マダラ、カレイ類、
スズキ、クロダイなどに高い数値が見られるようです。
栃木県ではキノコ類の検査結果を多く報告しています。原木シイタ
ケは1検体に基準値超過がありました(120Bq/kg)。シイタケやマイ
タケは菌床であっても数値が高めです。
流通品では、兵庫県産菌床シイタケから18Bq/kgの検出がありまし
た。同じく流通品の福島県産リンゴ22Bq/kgは、兵庫県からの報告
です。国産の生鮮食品が遠くまで運ばれていることに驚かされます。
厚労省日報ダイジェスト11月28日(第531報)
※基準値超過(2件)
No. 320:茨城県産スズキ(1)(Cs:600 Bq/kg)
No.369:栃木県産原木シイタケ(1)(Cs:120 Bq/kg)
青森県・マダラ6検体 うち3件 18~25Bq/kg
岩手県・牛肉127検体 うち1件33Bq/kg
宮城県・マダラ2検体 7.4および18Bq/kg
宮城県・その他天然海産物12検体 うち5検体 12~90Bq/kg
宮城県白石市・柿3検体 うち2件 32および38Bq/kg
宮城県丸森町・柿11検体 うち2件 37および42Bq/kg
宮城県・原木ヒラタケ 26Bq/kg
茨城県・カタクチイワシ4検体 うち1件のみGe測定 1.8Bq/kg
その他NaI 限界値25Bq/kg以下
茨城県・マダラ3検体 すべて18~30Bq/kg
茨城県・ヒラメ9検体 うち6件 5~18Bq/kg
茨城県・マコガレイ4検体 すべて8.9~26Bq/kg
茨城県・マトウダイ4検体 うち2件4.6~2.8Bq/kg
茨城県・スズキ2検体 うち1件基準値超(600Bq/kg)
他30Bq/kg
茨城県・ウナギ2検体 61および22Bq/kg
茨城県霞ヶ浦・水産物3検体 すべて22~36Bq/kg
栃木県・菌床シイタケ21検体 すべて5.4~38Bq/kg
栃木県・原木シイタケ3検体 うち1件基準値超(120Bq/kg)
他2件 47および82Bq/kg
栃木県・菌床マイタケ4検体 すべて3.7~57Bq/kg
栃木県・菌床ナメコ5検体 うち3件 3.5~12Bq/kg
栃木県・菌床ブナシメジ 15Bq/kg
栃木県・菌床ヒラタケ 3.1~16Bq/kg
栃木県・ワサビ4検体 いずれもGe15~17Bq/kg以下
群馬県・キウイフルーツ4検体 うち2件 3.8~4.7Bq/kg
群馬県・CS原乳3検体 いずれもGe1.8~2.0Bq/kg
千葉県・スズキ 2.4Bq/kg
神奈川県・原乳 Ge1.1Bq/kg以下
兵庫県・流通品菌床シイタケ 18Bq/kg
福島県・流通品リンゴ 22Bq/kg
茨城県・流通品レンコン 6.2Bq/kg
高知県・カツオ Ge1.5Bq/kg以下
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