1月18日は、群馬県の野生鳥獣肉の基準値超過の報告が相次ぎま
した。最大値はイノシシの250Bq/kgです。
またこの日は水産物の検体も多く見られました。魚の種類では、マダラ
(最大47Bq/kg)、スズキ(最大40Bq/kg)、イシガレイ(最大51Bq/kg)に
高い数値が見られたほか、茨城県霞ヶ浦のギンブナからも62Bq/kgが
検出されています。栃木県では引き続きイチゴ8検体が3.9~5.5Bq/kg
以下の不検出です。また、茨城県と隣接する県南部の茂木町の野生フキ
ノトウはゲルマニウム測定14Bq/kg以下の不検出でした。暦の大寒を過
ぎ、そろそろ春が近づいてきますので、セシウムを多く含みやすい山菜類
の傾向にも注意していきたいところです。
なお、15日の日報に報告された岩手の「清涼飲料水から数ベクレル」の
件は、どうやら道の駅で販売された、一関市の農家自家製りんごジュース
であったようです。確定した検査結果については、無用な心配や憶測を
遠ざけるためにも、可能な限り詳細に公表してほしいものです。
厚労省日報ダイジェスト1月18日(第562報)
※基準値超過5検体
No.942、958:群馬県産ニホンジカ(2)(Cs:170、130 Bq/kg)
No.944、955:群馬県産ヤマドリ(2)(Cs:130、170 Bq/kg)
No.946:群馬県産イノシシ(Cs:250 Bq/kg)
千葉県・流通品ブリ 0.69Bq/kg
岩手県・マダラ14検体 すべて3.3~47Bq/kg
岩手県・その他海産物15検体 いずれもGe0.79~13Bq/kg以下
岩手県・牛肉143検体 うち2件 13Bq/kg
宮城県・原乳5検体 いずれもGe1.9~2.1Bq/kg以下
宮城県・菌床シイタケ Ge7.1Bq/kg以下
宮城県・ヒラメ8検体 うち5件 4.5~12Bq/kg
宮城県・その他海産物7検体 うち6件 0.58~51Bq/kg
宮城県・牛肉683検体 うち1件 32Bq/kg
茨城県・マダラ6検体 うち5件 14~37Bq/kg
茨城県・ヒラメ5検体 うち4件 7.2~16Bq/kg
茨城県・イシガレイ5検体 すべて5.2~12Bq/kg
茨城県・スズキ2検体 32および40Bq/kg
茨城県・その他海産物15検体 うち9件 0.97~18Bq/kg
茨城県涸沼・ウナギ2検体 8.1および9.5Bq/kg
茨城県霞ヶ浦・ギンブナ 62Bq/kg
栃木県永野川(鹿沼市)・ヤマメ2検体 4.9および5.1Bq/kg
栃木県・ウグイ7検体 うち5件14~29Bq/kg
栃木県・イチゴ8検体 いずれもGe3.9~5.5Bq/kg以下
栃木県・ハウスニラ3検体 いずれもGe5.9~6.8Bq/kg以下
栃木県・CS原乳3検体 いずれもGe2.4~2.7Bq/kg以下
栃木県茂木町・野生フキノトウ Ge14Bq/kg以下
栃木県・牛乳3検体 いずれもGe2.8~3.8Bq/kg以下
群馬県・牛肉182検体 いずれも限界値25Bq/kg以下
群馬県・ニホンジカ6検体 うち2件基準値超過(最大170Bq/kg)
他すべて11~89Bq/kg
群馬県・野生鳥類13検体 うち2件基準値超(最大170Bq/kg)
他8件 12~59Bq/kg
群馬県・イノシシ 基準値超過(250Bq/kg)
埼玉県・ハウス原木シイタケ 39Bq/kg
埼玉県・CS原乳2検体 Ge0.4および0.6Bq/kg以下
埼玉県・牛乳2検体 1.1Bq/kg以下
千葉県旭市・パセリ3検体 いずれもGe6.8~8.4Bq/kg以下
千葉県(東京湾)・メジナ 1.8Bq/kg
千葉県与田浦・水産物 5.1~15Bq/kg
福島県・牛肉64検体 いずれも限界値25Bq/kg以下
岩手県・流通品牛乳 Ge3.6Bq/kg以下
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