厚労省日報ダイジェスト2月6日（第575報）

2月6日は、宮城と茨城両県の海産物測定結果が揃いました。

同じ日に同じ種類の魚が複数ずつ検査されていると、比較がしやす

くとても参考になります。イシガレイは宮城県で最大52Bq/kg、茨城

県で最大71Bq/kgと高い値が出ていますが、それに比べるとヒラメ

は両県それぞれで最大値20Bq/kgほどと、思ったより低い印象です。

いずれにせよ、福島県に隣接する両県の沖あたりまでは、まだしば

らく注意が必要なようです。
その他では、群馬県産「漬物」から3.9Bq/kgの検出がありましたが、

これは梅干または糠漬けでしょうか。先月、直売所で基準値超過の

シイタケが販売されていた千葉県成田市のシイタケからは33Bq/kg

の検出が報告されています。また、昨年大豆からの検出が相次いだ

宮城県では、仙台市で製造された味噌から6.9Bq/kgが検出されました。

 

厚労省日報ダイジェスト2月6日（第575報）

 

※基準値超過なし

 

北海道・流通品スケトウダラ２検体　うち１件　0.45Bq/kg

北海道・流通品マダラ２検体　5.6および9.7Bq/kg

岩手県一関市・大豆５１検体　うち24件　4.0～71Bq/kg

岩手県・牛肉159検体　うち3件　11～18Bq/kg

宮城県・マダラ8検体　すべて14～51Bq/kg

宮城県・イシガレイ4検体　すべて23～52Bq/kg

宮城県・スズキ　41Bq/kg

宮城県・ヒラメ2検体　4.7および21Bq/kg

宮城県・その他海産物4検体　うち2件　3.8および7.0Bq/kg

茨城県・イシガレイ4検体　うち3件　9.5～71Bq/kg

茨城県・コモンカスベ5検体　すべて6.2～68Bq/kg

茨城県・スズキ　22Bq/kg

茨城県・ヒラメ10検体　うち7件　2.4～15Bq/kg

茨城県・フグ類6検体　すべて2.2～32Bq/kg

茨城県・マダラ3検体　すべて2.1～19Bq/kg

茨城県・その他海産物31検体　うち7件

群馬県・原乳3検体　いずれもGe1.7～2.0Bq/kg以下

群馬県・流通品漬物　3.9Bq/kg

千葉県成田市・シイタケ　33Bq/kg

千葉県沖・メバチ　0.74Bq/kg

千葉県・流通品ホウボウ　2.1Bq/kg

岩手県・流通品牛乳　1.1Bq/kg

国産・流通品味噌　6.7Bq/kg　（製造・仙台市）

流通品粉ミルク　Ge1.9Bq/kg以下（製造・茨城県）

神奈川県・柑橘（湘南ゴールド）3検体　うち1件　2.1Bq/kg

新潟県・菌床シイタケ　4Bq/kg

 

参照：http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002uur0.html