5月1日は、宮城県気仙沼市のタラノメと、山形県河江市の
ツキノワグマ肉からそれぞれ220Bq/kg、180Bq/kgの基準値超過が
報告されました。栃木県でもイノシシ肉7検体から最大330Bq/kgの
基準値超過が報告されましたが、場所はいずれも那珂川町のもので
す。宮城県では山菜やタケノコなどが出荷制限となっている地区以外
でも数値が高めの傾向です。
続いて5月2日は、千葉県で約70検体に及ぶタケノコの検査が行わ
れましたが、産地はいずれも現在出荷制限中の香取市と八千代市の
ものですので、消費者のために出荷規制地域以外の検体も増やしてほ
しいと思います。埼玉県では、原木シイタケの検査が行われ、2検体共
に57および72Bq/kgと高い数値が報告されました。キノコ類の中でも
シイタケは特に高い数値が検出されやすい食品として周知されています
が、昨今は全国的に検体数が非常に少なくなっていることがとても気に
なります。
厚労省日報ダイジェスト5月1日(第632報)
※基準値超過(9件)
No.968:宮城県産タラノメ(Cs:220 Bq/kg)
No.978:山形県産ツキノワグマの肉(Cs:180 Bq/kg)
No.1094,1099~1102,1104,1105:栃木県産イノシシ肉(Cs:120~330 Bq/kg)
宮城県南三陸町・タラノメ 62Bq/kg
宮城県丸森町・タケノコ2検体 38および39Bq/kg
宮城県白石町・タケノコ3検体 うち1件 93Bq/kg
宮城県大崎市・クサソテツ 55Bq/kg
宮城県・スズキ3検体 すべて20~33Bq/kg
宮城県・マダラ 25Bq/kg
宮城県・その他海産物16検体 うち5件 0.6~17Bq/kg
宮城県気仙沼市・タラノメ 基準値超過(220Bq/kg)
山形県寒河江市・野生ツキノワグマの肉 基準値超過(180Bq/kg)
福島県郡山市・流通品調味梅漬 40Bq/kg
福島県郡山市・みそ6検体 Ge7.9~9.1Bq/kg以下
栃木県・イノシシ肉17検体 うち7件基準値超過(最大330Bq/kg)
他すべて 10~95Bq/kg
群馬県・CS原乳3検体 いずれもGe1.7~2.0Bq/kg以下
千葉県君津市・イノシシ肉2検体 うち1件 23Bq/kg
千葉県・流通品スズキ 1.3Bq/kg
参照:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r985200000313r2.html
厚労省日報ダイジェスト5月2日(第633報)
※基準値超過(1件)
No.26:宮城県産コシアブラ(Cs:350 Bq/kg)
宮城県大和町・コシアブラ 基準値超過(350Bq/kg)
宮城県沖・クロメバル 29Bq/kg
栃木県那須塩原市・露地カキナ 2.9Bq/kg
栃木県那須町・露地ペパーミント 5Bq/kg
栃木県足利町・コシアブラ 26Bq/kg
栃木県・サンショウ(芽)11検体 うち7件 7.9~67Bq/kg
栃木県・原乳3検体 いずれもGe2.3~3.0Bq/kg以下
栃木県那珂川町・ゼンマイ 20Bq/kg
栃木県鹿沼市・ウワバミソウ(ミズナ) 11Bq/kg
埼玉県・流通品原木シイタケ 57および72Bq/kg
東京湾・スズキ 1.6Bq/kg
千葉県大多喜町・野生イノシシ肉 18Bq/kg
千葉県・タケノコ69検体 すべて2.79~57Bq/kg
千葉県君津市・ハウス原木シイタケ 14Bq/kg
神奈川県・茶(一番茶使用)11検体 うち2件 Ge0.72および0.94Bq/kg
新潟県村上市・山菜2検体 うち1件(ワラビ) 5.4Bq/kg
新潟県関川村・山菜4検体 うち1件(コシアブラ) 14Bq/kg
新潟県魚沼市・コゴミ 5.4Bq/kg
新潟県・ツキノワグマ肉5検体 すべて5.2~46Bq/kg
静岡県小山市・クサソテツ(コゴミ) 7.8Bq/kg
静岡県富士市・ワラビ 5.5Bq/kg
静岡県富士宮市・タラノメ 5.3Bq/kg
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