6月5日の基準値超過は、宮城県栗原市のタケノコ1件(140Bq/kg)と、
栃木県益子町および那珂川町の野生イノシシ12検体(最大300Bq/kg)
で、自然に由来する品目は深刻な状況が続いています。
また、この日は宮城、群馬、神奈川のお茶が検査されましたが、群馬県
渋川市の一番茶は飲用状態で1~3Bq/kgでした。「飲用状態」とは、
茶葉そのものではなく、お湯に抽出した状態で測定したものです。1Bq/kg
と聞くと数値としてはさほど高くないようにも思えますが、淹れたお茶飲料
が1.5Bq/kgだった時、元の茶葉原料は175Bq/kgであったという実験結
果があります。新茶の季節には茶葉の天ぷらを給食に出す学校もあると
聞きますので、お茶も他の食品と同じく、茶葉そのものに100Bq/kgの基準
を設けてほしいものです。
厚労省日報ダイジェスト6月5日(第656報)
※基準値超過13件
No.142:宮城県産たけのこ(Cs:140 Bq/kg)
No.307,308,310,311,312,313,317,319,321,322,324,325:
栃木県産イノシシ肉(12)(Cs:130,190,170,300,280,200,
230,110,110,110,140,110 Bq/kg)
宮城県石巻市・荒茶(飲用状態)3検体 すべて 0.32~0.8Bq/kg
宮城県栗原市・タケノコ14検体 うち1件基準値超過(140Bq/kg)
他9検体 11~73Bq/kg
宮城県丸森町・タケノコ5検体 うち3件 12~90Bq/kg
宮城県・スズキ6検体 すべて11~34Bq/kg
宮城県・ヒラメ10検体 すべて0.53~21Bq/kg
宮城県・マダラ 21Bq/kg
宮城県・クロダイ2検体 20および23Bq/kg
宮城県・その他海産物12検体 うち6件 2.5~33Bq/kg
山形県金山町・ネマガリタケ 28Bq/kg
栃木県・イノシシ肉20検体 うち12件基準値超過(最大300Bq/kg)
他8検体 すべて20~84Bq/kg
栃木県・牛肉857検体 うち2件 26および41Bq/kg
群馬県渋川市・一番茶(飲用状態)4検体 すべて 1~3Bq/kg
千葉県・流通品スズキ 2.5Bq/kg
岩手県・流通品牛乳1.5Bq/kg
神奈川県相模原市・茶 0.96Bq/kg
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