厚労省日報ダイジェスト6月14日(第663報)

6月14日は、宮城県丸森町のアユ、宮城県産クロダイ、群馬県

中之条町のイワナから基準値超過が見つかりました。また、スズ

は数値が高く、この日も99Bq/kgが報告されています。

その他では、厚労省日報の検体通し番号163~177番までの宮

城県産農作物がすべて8.3~12Bq/kgの「検出」と表記されてい

ましたが、過去の検出例や傾向などを見ていても、単なる符号の

つけ忘れであると思われます。確認のために厚労省の照会先で

ある「医薬食品局食品案全部監視安全課」に尋ねてみましたが、

返答は「各自治体が報告してきたものをそのまま掲載しているので

こちらの間違いではない。宮城県に問い合わせて、直せたら直しま

す。ご指摘ありがとうございます。」と、非常に残念な内容でした。

正しい情報は県のHPを参照してほしいとのことで、厚労省が訂正

できない理由は「情報量が膨大だから」だそうです。

わずか15項目の情報です。公表した資料を誤りと気づきながら放置

することは、果たして許されるのでしょうか。

翌日には全ての箇所が訂正されていることを期待します。

 

厚労省日報ダイジェスト6月14日(第663報)

 

基準値超過4件
    No.198:宮城県産アユ(Cs:110 Bq/kg)
    No.209:宮城県産クロダイ(Cs:140 Bq/kg)
    No.1228、1229:群馬県産イワナ(Cs:130 、130Bq/kg)

 

青森県・マダラ5検体 すべて4.0~12Bq/kg

岩手県・原乳12検体 いずれもG2.2~3.2Bq/kg以下

岩手県・ヒラメ3検体 うち2件 5.2および6.2Bq/kg

岩手県・マダラ8検体 うち6件 2.7~13Bq/kg

岩手県・その他海産物24検体 うち1件 0.77Bq/kg

岩手県・ウグイ6検体 うち2件 6.8および21Bq/kg

岩手県・牛肉104検体 うち2件 13および34Bq/kg

岩手県陸前高田市・一番茶(飲用状態)3検体 すべて1.2~5.1Bq/kg

宮城県・原乳5検体 いずれもGe2.0~2.3Bq/kg以下

宮城県・菌床シイタケ 12Bq/kg

宮城県白石市・タケノコ 51Bq/kg

宮城県・スズキ7検体 すべて7.1~99Bq/kg

宮城県・ヒラメ6検体 うち5件 1.3~8.8Bq/kg

宮城県・クロダイ2検体 うち1件 基準値超過(140Bq/kg)

 他1件 Ge14Bq/kg以下

宮城県・その他海産物16検体 うち9件 0.43~9.7Bq/kg

宮城県・渓流魚8検体 うち1件基準値超過(アユ110Bq/kg)

 他6件 7.3~46Bq/kg

山形県村山地域・ゼンマイ 19Bq/kg

栃木県・菌床シイタケ4検体 すべて4.2~13Bq/kg

栃木県・原木シイタケ 31Bq/kg

群馬県高崎市・養殖コイ4検体 うち1件 6.1Bq/kg

群馬県・渓流魚18検体 うち2件 基準値超過(130Bq/kg)

 他7件 5.2~30Bq/kg

埼玉県・一番茶(飲用状態)12検体 いずれもGe1.1~2.0Bq/kg以下

埼玉県・原乳2検体 Ge0.6および0.8Bq/kg以下

江戸川・ウナギ 24Bq/kg

千葉県・海産物5検体 うち3件 1.1~9.8Bq/kg

千葉県印旛沼・水産物2検体 7.3および26Bq/kg

長野県・流通品エノキダケ Ge0.77Bq/kg以下

 

参照:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000034jdi.html