9月2日は特に目立って高い数値の検出はありませんでしたが、
横浜市の行うゲルマニウム検出器を用いた流通品検査にて、
太平洋北部のメカジキ加工品(フィレー)2.5Bq/kg、スキミタラ
8.8Bq/kgなどの検出がありました。新潟県魚沼市では、ミョウガ
から18Bq/kgが検出されています。味の特徴からして大量に食
べるものではありませんが、放射性物質の影響を受けやすい野
菜のようです。これらの検査の詳細は、文末リンクの厚労省日報
にて検体番号1495以降をご覧下さい。日常のお買い物の目安
にもなると思います。
続いて9月3日は、岩手および栃木県の牛肉から12~16Bq/kg
の検出がありました。近頃またちらほらと牛肉からの検出が見ら
れ始めているように感じます。その他では、札幌市内で流通して
いた福島県産モモから8.5Bq/kgが検出されています。これは
1Kgあたりの数値ですので、中くらいのモモ1個の可食部をおよ
そ200gとすると、1個あたりは1.7Bq/kgという計算になります。
作物への影響を軽減する為、果樹園の表土や、わが子のように
大切な桃の木1本1本の表皮を剥いだりし、「それでもやっぱり
5Bq/kg出てしまう」と嘆かれるモモ農家さんの話などを耳にしま
すと、福島県の果樹からの検出報告を見るたびに、やりきれない
気持ちになります。
厚労省日報ダイジェスト9月2日(第718報)
※基準値超過なし
青森県・マダラ5検体 すべて1.8~6.7Bq/kg
岩手県・原乳12検体 いずれもGe2.1~2.7Bq/kg未満
岩手県・ヒラメ3検体 うち2件7.2~7.7Bq/kg
岩手県・マダラ8検体 うち7件 0.58~8.5Bq/kg
岩手県・その他海産物31検体 うち2件 1.7および1.8Bq/kg
宮城県・牛肉880検体 うち2件 27および29Bq/kg
宮城県白石、名取、大崎市・コメ7検体 いずれもGe8.1~9.4Bq/kg未満
栃木県日光市湯川・カワマス 4.4Bq/kg
千葉県銚子市・スズキ 3.2Bq/kg
茨城県・流通品サツマイモ 0.79Bq/kg
福島県・流通品モモ3検体 すべて0.84~3.7Bq/kg
太平洋沖合北部・メカジキフィレー 2.5Bq/kg
青森県・流通品スキミタラ(フィレー) 8.8Bq/kg
日立鹿島沖・ヒラメ 2.6Bq/kg
群馬県・キャベツ 0.91Bq/kg
千葉県房総沖・ブリ(ワラサ) 0.73Bq/kg
宮城県三陸南部沖・マアジ 1.9Bq/kg
新潟県魚沼市・流通品ミョウガ 18Bq/kg
長野県・流通品菌床シイタケ 8.5Bq/kg
長野県阿智村・ニホンジカ 4.5Bq/kg
参照:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000020558.html
厚労省日報ダイジェスト9月3日(第719報)
※基準値超過なし
北海道・マダラ4検体 すべて0.4~9.5Bq/kg
福島県・流通品モモ 8.5Bq/kg
山形県・流通品ナメコ 1.6Bq/kg
福島県・流通品ナシ 1.7Bq/kg
岩手県・牛肉306検体 うち4件 12~16Bq/kg
山形県・コメ6検体 いずれもGe7.3~9.5Bq/kg未満
山形県・CS原乳 Ge1.0Bq/kg未満
栃木県・牛肉129検体 うち2件 13および15Bq/kg
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