10月4日は、岩手県住田町の野生ナラタケから基準値超過
(120Bq/kg)が見つかりました。また、盛岡市のムレオオフウセ
ンタケからは最大67Bq/kg、軽米町の野生マツタケから34Bq/kg、
埼玉県秩父市の野生キノコからも最大83Bq/kgが検出されて
います。野生のものばかりでなく、原木シイタケにも引続き高い
数値が検出されています。
遠く離れたイタリア産のポルチーニでさえ、いまだチェルノブイリ
の影響からCs-137が検出されるそうです。キノコ類の受ける影
響の大きさについて、改めて考えさせられます。
その他では、宮城県のコメ169検体が検査され、加美町および
栗原市の3検体から3.4~4.9Bq/kgが検出されました。海産物
では、宮城県沖のスズキ26Bq/kgがこの日最も高い値でした。
厚労省日報ダイジェスト10月4日(第740報)
※ 基準値超過(1件)
No.136 岩手県産 ナラタケ(Cs:120 Bq/kg)
北海道・マダラ4検体 すべて1.3~3.4Bq/kg
北海道厚岸町・カキ 0.79Bq/kg未満
青森県小川原湖・ワカサギ Ge9.7Bq/kg未満
青森県・マダラ3検体 すべて6.8~8.3Bq/kg
岩手県・マダラ5検体 うち3件 5.3~15Bq/kg
岩手県・その他海産物35検体 うち1件 0.63Bq/kg
岩手県・原木シイタケ3検体 うち2件 8.7および11Bq/kg
岩手県軽米町・野生マツタケ 34Bq/kg
岩手県盛岡市・ムレオオフウセンタケ2検体 52および67Bq/kg
岩手県住田町・野生ナラタケ 基準値超過(120Bq/kg)
岩手県・流通品ナラタケ(盛岡市内)2検体 44.2および57Bq/kg
宮城県・原乳4検体 いずれもGe1.8~2.2Bq/kg未満
宮城県・スズキ5検体 すべて6.5~26Bq/kg
宮城県・その他海産物9検体0.74~6Bq/kg
宮城県・渓流魚3検体 すべて8.5~60Bq/kg
宮城県・コメ169検体 うち3件 3.4~4.9Bq/kg
茨城県・CS原乳3検体 いずれもGe1.19~1.22Bq/kg未満
栃木県・原木シイタケ2検体 29および43Bq/kg
栃木県・菌床シイタケ6検体 うち5件 3~12Bq/kg
栃木県・原木マイタケ7検体 うち5件 2.3~61Bq/kg
栃木県・その他キノコ類5検体 うち1件 2.3Bq/kg
栃木県矢板市・ニラ Ge3.4Bq/kg
栃木県那須塩原市・キウイフルーツ Ge3.6Bq/kg
栃木県日光市・スダチ 4.8Bq/kg
栃木県日光市・ユズ 22~34Bq/kg
栃木県大田原市・アズキ 4Bq/kg
栃木県那須塩原市・干しズイキ 3.1Bq/kg
栃木県・CS原乳3検体 いずれもGe2.8および3.1Bq/kg未満
群馬県赤木大沼・ワカサギ 83Bq/kg
埼玉県・玄米5検体 いずれもGe8.0~8.4Bq/kg未満
埼玉県・原木シイタケ 54Bq/kg
埼玉県・原木マイタケ3検体 うち2件 6.4および9.6Bq/kg
埼玉県狭山市・流通品抹茶2検体 9.8および23.5Bq/kg
埼玉県秩父市・野生キノコ2検体 63および83Bq/kg
千葉県・ユズ5検体 うち3件 9.1~19Bq/kg
新潟県奥只見ダム・ウグイ可食部 18Bq/kg
長野県・コメ25検体 いずれもGe7.1~9.9Bq/kg未満
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