12月2日は、栃木県産野生イノシシ肉12検体と、千葉県銚子市
（利根川）のウナギから基準値超過が見つかりました。イノシシ肉
の最大値は260Bq/kg（那珂川町）、ウナギは150Bq/kgです。
宮城県では大豆26検体のうち9検体から3.3～45Bq/kgの検出
が報告されましたが、その大半は10Bq/kgより低い値で、 白石市
斎川村の1検体（45Bq/kg）が突出した数値となっていました。
その他では、山梨県の野生ニホンジカ肉から、最大で69Bq/kgと
高い数値が報告されています。
続いて12月3日は、基準値超過はありませんでした。宮城県では
野生イノシシ肉4検体すべてから35～90Bq/kgが検出されていま
す。栃木県では日光市の秋ソバと、那須塩原市の大豆が検査され、
秋ソバは最大で35Bq/kg、大豆は23Bq/kgが検出されました。
流通品では茨城県産レンコン11Bq/kg、サツマイモ1.4Bq/kgの他、
宮城県のユキナから26Bq/kgが報告されていますが、ユキナは
測定機器と検出限界値との兼ね合いから、精密に検査すると
もう少し低い値になる可能性があると思います。
厚労省日報ダイジェスト12月2日（第779報）
全国自治体検査結果
※ 基準値超過（１３件）
No.1,060、1,061、1,064、1,070～1,075、1,080、1,083、1,084：
栃木県産イノシシ肉 （Cs：110～260 Bq/kg）
No.1,229：千葉県産ニホンウナギ （Cs：150 Bq/kg）
北海道・スケトウダラ4検体 うち1件 0.7Bq/kg
北海道・マダラ5検体 うち4件 0.57～3.8Bq/kg
青森県・マダラ3検体 すべて4.3～8.1Bq/kg
岩手県・牛肉139検体 うち1件 12Bq/kg
宮城県・大豆26検体 うち9件 3.3～45Bq/kg
栃木県・野生イノシシ肉31検体 うち12件基準値超過（最大260Bq/kg）
他すべて39～100Bq/kg
千葉県（利根川）・ニホンウナギ2検体 うち1件基準値超過（150Bq/kg）
他1件 63Bq/kg
神奈川県松輪港・流通品スズキ Ge1.7Bq/kg未満
茨城県・流通品サツマイモ Ge1.7Bq/kg未満
千葉県・流通品ニンジン Ge1.6Bq/kg未満
栃木県・流通品イチゴ Ge1.2Bq/kg未満
山梨県・野生ニホンジカ10検体 うち4件 7.4～69Bq/kg
山梨県・野生イノシシ肉5検体 うち1件 14Bq/kg
国立医薬品食品衛生研究所検査結果
※基準値超過および検出なし
参照：http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000031139.html
厚労省日報ダイジェスト12月3日（第780報）
※基準値超過なし
宮城県・野生イノシシ肉4検体 すべて35～90Bq/kg
宮城県・大豆25検体 うち22件 3.5～18Bq/kg
宮城県・流通品ユキナ 26Bq/kg（NaI）
山形県・原乳 Ge1.0Bq/kg未満
茨城県・流通品レンコン 11Bq/kg
栃木県日光市・秋ソバ13検体 うち12件 3.6～35Bq/kg
栃木県那須塩原市・大豆9検体 うち7件 3.5～23Bq/kg
長野県根羽村・野生ニホンジカ肉 11Bq/kg
茨城県・流通品サツマイモ 1.4Bq/kg
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