3月26日は基準値超はありませんでした。牛肉以外の検体数も
少なく、宮城県では海産物9検体のうち1検体(アオザメ)から
2.5Bq/kg、山形県では原木シイタケから7.1Bq/kgが検出され、
流通品では千葉県産サツマイモ0.81Bq/kg、埼玉県産煎茶(飲用
状態)から1.3Bq/kgの検出がありました。
続いて3月27日は、千葉県柏市手賀沼のギンブナとコイから
基準値超過(140および190Bq/kg)が見つかりました。他の2検体
も25および49Bq/kgと高い値です。茨城県ではひたちなか沖の
イカナゴ稚魚から0.68Bq/kg、千葉県銚子・九十九里浜沖海産物
では6検体中イシガレイやスズキから0.86および15Bq/kgなど
の検出報告がありました。茨城県高萩市大北川小山ダム上流の
ヤマメとイワナも40Bq/kg前後と、高めの値です。原木シイタケは、
岩手県一関市の2検体9.4および20Bq/kg、群馬県中之条町産
からは60Bq/kgが報告されました。
明日4月1日から、厚労省の食品検査は現行98品目から3割
削減となります。指定から除かれる品目は、過去2年間の推移で
最終的に「基準値の半分以下は大丈夫と判断」したとの説明です
が、汚染水問題も収束していない中、海の汚染はこれからも更に
細かくウォッチしていくべきではないでしょうか。スケトウダラも縮小
対象のようですが、これまでほぼ検出限界値未満であったのが
近頃になって微量の検出が見られるようになったことなども大切な
情報です。ますます食の安全に心を引き締めなくてはならなくなり
ました。
厚労省日報ダイジェスト3月26日(第852報)
※基準値超過なし
宮城県・海産物9検体 うち1件 2.5Bq/kg
千葉県・流通品サツマイモ 0.81Bq/kg
神奈川県・海産物8検体 いずれもGe4.6~6.6Bq/kg未満
神奈川県三浦市・キャベツ Ge1.5Bq/kg未満
埼玉県・流通品煎茶(飲用状態) 1.3Bq/kg
山形県・原木シイタケ 7.1Bq/kg
参照:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000041919.html
厚労省日報ダイジェスト3月27日(第853報)
※ 基準値超過(2件)
No.149 :千葉県産ギンブナ(Cs:140 Bq/kg)
No.150 :千葉県産コイ(Cs:190 Bq/kg)
岩手県一関市・原木シイタケ2検体 9.4および20Bq/kg
茨城県ひたちなか沖・イカナゴ稚魚(コウナゴ) 0.68Bq/kg
茨城県ひたちなか沖・アカエイ 18Bq/kg、 コモンカスベ 7.2Bq/kg
茨城県東海村沖・クロダイ 9.6Bq/kg
茨城県・スズキ7検体 うち5件 6~17Bq/kg
茨城県・マダラ9検体 うち5件 3.7~93Bq/kg
茨城県・その他海産物36検体 うち8件 0.54~81Bq/kg
茨城県高萩市大北川小山ダム上流・イワナ 43Bq/kg
茨城県霞ヶ浦・ギンブナ4検体 28~37Bq/kg
茨城県八溝川(大子町地先)・ヤマメ Ge4Bq/kg未満
茨城県高萩市大北川小山ダム上流・ヤマメ 38Bq/kg
茨城県霞ヶ浦・ワカサギ3検体 7.6~20Bq/kg
群馬県中之条町・原木シイタケ 60Bq/kg
栃木県・CS原乳3検体 いずれもGe2.3~2.9Bq/kg未満
千葉県柏市手賀沼・水産物4検体 うち2件基準値超過(最大190Bq/kg)
他2件 25および49Bq/kg
千葉県銚子/九十九里浜・海産物6検体 うち2件 0.86および15Bq/kg
千葉県房総沖・ブリ 0.89Bq/kg
長野県・CS原乳2検体 いずれもGe2および2.1Bq/kg未満
参照:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000042100.html
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