2023
サンタプロジェクトfor福島キッズ
募金総額 1,060,940円
ご協力ありがとうございました!
今年も大勢の方にご協力いただき、お励ましいただきましたこと心から御礼申し上げます。
🔸個人の方からのご寄付:80件
🔸団体様からのご寄付 :3件
🔸募金箱:34個
お預かりしましたご寄付は、東京大学を通じて全額、小豆川勝見助教の研究室にお送りしました。
小豆川勝見助教から、ご協力いただいた
皆さま宛てにメッセージをいただきました
2024年は、元旦から大きな地震に見舞われ、不安な幕開けとなりました。幸い大きな原発事故には至りませんでしたが、改めて、地震による原子力災害の恐ろしさについて考えさせられる機会となりました。「世田谷こども守る会」では、被災された方々に心よりお見舞い申し上げると共に、引き続き、サンタプロジェクトを通して、原発を動かす意義とリスクについて皆さまと共に考えて参ります。
サンタプロジェクトfor福島キッズとは?
世田谷こども守る会では2011年以来、「福島を忘れない」を合言葉に、毎年クリスマスのこの時期に募金を集めています。地域の協力を得て、これまでに 1,353万7,596円 を集め、福島県の養護施設や ひとり親家庭の支援団体、世田谷区の保養団体に寄付してきました。
今年も研究と教育を支援
未曾有の原子力災害から12年経ち、日常の中で事故のことが語られることは少なくなりました。しかし、今年の夏からは処理水の海洋放出が始まるなど、原発事故の処理は今も私たちの見えない所で続いています。13回目のサンタプロジェクトfor福島キッズは、昨年に続き、小豆川勝見 東京大学助教の研究に寄付いたします。一年を締めくくるこの時期に、お一人でも多くの方と共に未来への希望と学びを共有できることを願いつつ、ご理解とご協力をお願いいたします。
小豆川勝見(しょうずがわ かつみ)プロフィール
1979年生まれ。茨城県で育つ。東京大学卒業後、同大学大学院総合文化研究科 博士課程修了。現在、東京大学大学院総合文化研究科 環境分析化学研究室 助教。2016年より世田谷区教育委員会 放射線アドバイザー。
社会と向き合う研究者
小豆川勝見助教の専門は放射線測定。2011年の原発事故以降、今も福島に通い、飛散した放射性物質を効率的に取り除くための研究を続けています。また、福島県から依頼を受け、これまで13,000人近くの小中学生に放射線授業を行なうほか、世田谷区では教育委員会の放射線アドバイザーを務めるなど、子どもたちの教育にも精力的に取り組んでいます。自治体や市民、子どもと対話しながら、社会の側にたった視点を持ち続ける研究姿勢は日本だけでなく世界の研究者からも高い評価と信頼を得ています。
小豆川助教の研究について詳しくは、インタビュー「福島を忘れない孤高の研究者 放射線を測り続ける小豆川勝見助教」(世田谷こども守る会/2022.11.23)をご覧ください。
研究室はジリ貧状態?!
放射線の研究には高額な装置の購入費、旅費滞在費、論文掲載料など多額の費用がかかります。国から支給される公的研究費(30万円/年)では到底足りず、身銭を削りながらの研究活動が続いています。昨年の募金は、処理水の海洋放出の影響評価を目的とする海水や海産物の測定や、南相馬市,浪江町、双葉町、大熊町などの帰還困難区域の河川に生息する淡水魚の調査に充てていただきました。「世田谷こども守る会」では、今年も小豆川先生の「研究」と「教育」を支援、未来を生きる子どもたちのために募金を役立てていただきます。
サンタプロジェクトfor福島キッズ
12年間の歩み 計1,459万8,536円
2012年 729,832円
2011年 725,603円